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【ニュースの核心】和戦両様のトランプ氏、北の代理人役を担い始めた文政権 「圧力一辺倒」の安倍批判は的外れ (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領が、北朝鮮との対話姿勢を強めている。これは「圧力路線からの転換」なのか。私は和戦両様の構えを示して「金正恩(キム・ジョンウン)政権に最後のチャンス」を与えたとみる。

 ウォールストリート・ジャーナル紙は11日、大統領がインタビューで「私はおそらく正恩氏と非常に良い関係を持っていると思う」と報じた。だが、トランプ氏は14日にツイッターで記事を誤った引用とし、「『良い関係を持てるだろう』と言った」と修正した。つまり「期待を述べただけ」という話である。

 ただ、インタビューでは「人々との関係を持っている。あなたたちは驚くと思うが」とも語っている。「人々」が何を指すのか不明だが、「すでに正恩氏と話をしたのか」という記者の質問には「それには答えたくない。『話した』とも『話していない』とも言わない」と答えた。意味ありげな発言である。

 いずれにせよ、米国は水面下で北朝鮮と表沙汰にしていないやりとりをしているとみていい。

 トランプ発言を受けて、一部には「トランプ政権は対話路線を模索している」との見方がある。私の見立ては違う。

 まず押さえておくべきなのは、トランプ政権が北朝鮮に圧力をかけてきたのは「核とミサイル開発を断念させるためだ」という根本である。もし、北朝鮮に変化の兆しがあるのなら、対話の流れになるのは当然だ。

 韓国との南北対話について、トランプ氏は「米国の圧力があったからだ」とも語っていた。今回の発言と合わせて考えると、米国は舞台裏での接触を通じて、北朝鮮の変化を感じとった可能性がある。そうだとすれば、姿勢が変わったのは北朝鮮であって、トランプ政権ではない。

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