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トランプ氏がプーチン大統領に激怒「まったく協力していない」 ロシアが北制裁の“抜け穴”に

 ドナルド・トランプ米大統領が、ウラジーミル・プーチン大統領率いるロシアに激怒した。国連安全保障理事会は、「核・ミサイル開発」を強行する北朝鮮への制裁決議を採択しているが、ロシアがこれに違反して物資を供給しているというのだ。北朝鮮が、米本土に到達可能なICBM(大陸間弾道ミサイル)能力を確保するタイムミリットが近づくなか、米国はどう動くのか。

 「中国は私たちに協力しているが、ロシアはまったく協力していない」「ロシアが(制裁の)効果を損ねている」

 トランプ氏は17日、ロイター通信のインタビューにこう答えた。ロシアから北朝鮮に石油が密輸されているとの情報が念頭にあるとみられる。

 国連安保理は昨年12月、北朝鮮に対する「最強制裁」を全会一致で採択した。制裁では、北朝鮮への石油精製品の輸出を9割近く減らし、北朝鮮が新たに核実験やICBM級の発射をした場合、「石油の輸出をさらに制限する」と初めて盛り込んだ。

 ロシアも決議に賛成したが、裏で北朝鮮に協力していたという報道がある。ロイターによると、ロシアのタンカーは過去数カ月間に少なくとも3度、海上で北朝鮮の船舶に積み荷の石油精製品を移し替えたという。

 こうしたなか、北朝鮮の脅威は日ごとに増大している。

 トランプ氏は同じインタビューで、北朝鮮が米本土に到達可能なICBM能力を確保するときが「日に日に近づいている」と述べた。

 北朝鮮問題を「平和的に解決することは可能だ」としつつ、「そうならない可能性も十分にある」と述べ、今後の情勢次第で北朝鮮に対する軍事攻撃に踏み切る可能性を示唆した。

 韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪に向けたニュースが連日流れるなか、「朝鮮半島有事」は静かに忍び寄っているのかもしれない。

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