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北朝鮮、突然の視察団派遣中止 対韓狡猾作戦、“五輪不参加”脅す意味合いも (2/2ページ)

 通知文はいずれも、9日の南北閣僚級会談で北朝鮮首席代表を務めた李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長の名義で、韓国首席代表を務めた趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相に宛てられた。

 南北は15日の局長級協議で、北が過去最大規模の140人余りの芸術団を韓国に送り、ソウルやスケート競技会場がある江陵で公演することで合意。準備のための視察団を早期に派遣することでも一致していた。

 一方、聯合ニュースによると韓国は19日、南北が合意した北の馬息嶺スキー場での合同練習などを準備する、統一省局長ら計12人の先発隊を23~25日の日程で派遣すると北に通知した。

 元韓国国防省北韓分析官で拓殖大学客員研究員の高永チョル(コ・ヨンチョル)氏は「北は参加する見返りとして、芸術団の渡航費用の負担はもちろん、韓国と北の経済協力事業である開城(ケソン)工業団地の運営や、金剛山(クムガンサン)観光の再開なども提示してくるはずだ」と指摘する。

 さらに、「韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権としては、いまさら北が五輪に参加しないとなれば、国際的なメンツは丸つぶれになる。代表団の派遣中止はそうした文氏に対する脅しの意味合いがあるのではないか。韓国側は100%とはいわないまでも、ある程度は北の条件を飲まざるを得ないだろう」と話している。

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