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北朝鮮、韓国に“国連制裁破り”うながす 言い返せぬ文大統領に「終わった」の声も

 2月開幕の平昌(ピョンチャン)冬季五輪に参加する北朝鮮が、韓国に“国連制裁破り”をうながすような要求を突き付けた。北朝鮮選手団への支援が制裁にあたるとの指摘について、国営メディアで反論を繰り広げ、暗に支援を求めたのだ。「恐喝常習犯」の本性を現したともいえる北朝鮮に対し、「従北」の文在寅(ムン・ジェイン)政権は目立った反論をできずにいる。「平和の祭典」は北朝鮮に乗っ取られようとしている。

 「われわれの冬季オリンピック参加に関連する実務的問題に対して『対北制裁違反』だの、何のという雑言が吐かれている」

 北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、韓国を批判する記事を掲載した。

 記事では、平昌五輪参加のため北朝鮮が高麗(コリョ)航空を使うことや、北朝鮮選手団などへの滞在費用支援が、韓国メディアで「制裁違反」と指摘されていることについて、「たわごとも言いふらしている」と批判した。

 北朝鮮への支援が、国連安全保障理事会の制裁に違反する可能性があることは事実で、居直って「たわごと」を言っているのは北朝鮮の方だが、記事の最後では露骨にこう要求した。

 「南朝鮮当局は、『制裁違反』可否だの、何のという言行がせっかく生かした北南関係改善の火種を消してしまう結果を招きかねないということを銘記して、立場を明白にすべきである」

 ムチャクチャといえる北朝鮮の主張に対し、北朝鮮に融和的姿勢を取る文政権からは目立った反論は聞こえてこない。

 韓国国民も、文政権に不信感を覚え始めた。

 文政権が南北融和を急ぎ、五輪のアイスホッケー女子で「南北統一チーム」結成を強行したことには、支持基盤である若年層も批判している。中央日報によると、元青瓦台(大統領府)の報道官は「文大統領は終わった」と指摘したという。

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