記事詳細

金正恩氏の写真と国旗燃やされ反発 北朝鮮、五輪で揺さぶり

 北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会は23日、韓国の保守団体が22日に金正恩朝鮮労働党委員長の写真や北朝鮮国旗を燃やしたと非難、「平昌冬季五輪に関する今後の措置を慎重に考慮せざるを得ない」と五輪参加中止をほのめかし、韓国当局に厳罰と再発防止を要求した。朝鮮中央通信が伝えた。

 韓国の文在寅政権の統制が及ばない保守勢力の行動を口実に揺さぶりをかけ、南北交渉の主導権を握る狙いもありそうだ。

 一方、韓国大統領府は23日、保革を超えた北朝鮮との協力を求める声明を出した。韓国では女子アイスホッケーの合同チーム結成などでの疑念から若者層を中心に政権への不満が出ている。文政権は北朝鮮の反応もにらみながら批判の沈静化に苦心している。

 北朝鮮の祖国平和統一委は報道官談話で「関係改善に向けたわれわれの努力に対する耐え難い愚弄であり、五輪を北と南の対決の場にする政治的挑発だ」と非難。韓国当局が抗議行動を黙認したと主張し「絶対に容認しない」と強調した。

 談話は韓国当局に謝罪も求め「五輪参加のための北南合意と日程が破綻すれば、その責任は全面的に保守勢力と南朝鮮(韓国)当局が負うことになる」と警告した。

 韓国の保守団体メンバーらは22日、五輪に合わせた韓国公演準備のため訪韓した北朝鮮芸術団の視察団がソウル駅に到着した際、駅前で南北融和に反対する抗議行動を行っていた。(共同)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう