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名護市長選、自公の「陰の敵」は米軍!? 相次ぐ米軍機トラブルに隠せぬ不満

 沖縄県内で相次ぐ米軍機の不時着などのトラブルが、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設問題が争点となる28日告示、2月4日投開票の同市長選に影響を与えかねない。移設阻止を掲げる現職の稲嶺進氏(72)=共産、社民、社大、自由、民進推薦=陣営が「反米軍」で攻勢を強め、新人の元市議、渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=を全面支援する自公にとって「米軍が陰の敵だ」(自民党県連関係者)との声も漏れる。

 沖縄県ではここ約1年半、基地問題が主要争点となる大型選挙の直前や期間中に米軍絡みの事件・事故が起きる「連鎖」が途切れない。昨秋の衆院選でも公示直後に米軍ヘリが東村高江で炎上した。23日の渡名喜村への米軍ヘリ不時着も大事故につながる整備上の問題はぬぐい去れない。

 「反米軍」のスタンスを鮮明にする沖縄2紙はじめ地元メディアは「県民の反発必至」などと過剰気味に報じており、自民党県連幹部は「選挙前に米軍はいいかげんにしてほしい」と不満を隠さない。

 稲嶺氏を支援する沖縄県の翁長雄志知事は24日、「米軍は制御不能。米軍全体がクレージーになっている」「(日本政府には)当事者能力がない」などと強調した。尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で“蛮行”を繰り返す中国には甘い翁長氏だが、「反米軍」のムードをあおる“演出”には躍起のようだ。(高木桂一)

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