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【菊池雅之 最新国防ファイル】南西諸島部など離島防衛の要「即応機動連隊」 時速100キロで走行、戦車並みの攻撃力 (2/2ページ)

 戦車の延長線上にある新装備という位置付けのため、改編後を見越して、第42普通科連隊長には、普通科ではなく機甲科出身の幹部が着任した。これは異例のことである。

 MCVを配備した機動戦闘車隊に加え、96式装輪装甲車が配備された4個普通科中隊が主たる戦闘部隊となる。これに火力支援中隊、重迫撃砲中隊、高射小隊などが加わる。

 まず、九州に即応機動連隊を置いた理由は、日本の南西諸島部に、部隊を速やかに展開したい考えがある。自衛隊の常駐していない島々へ渡り、MCVを中心として死守する。今後は、北海道や東北にも即応機動連隊が創設されていく計画だ。

 一方で、本州の戦車部隊はすべて廃止し、北海道と九州にのみ置くことが決まっている。本州でMCVを配備した即応機動連隊を次々と新編して、戦車部隊と置き換えていく考えもある。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。

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