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【編集局から】怖いのは「老後破産」よりも老後“前” 経済ジャーナリスト・荻原博子さんが警鐘鳴らす

 歯にきぬ着せぬ論評や生活に密着した経済分析で知られる経済ジャーナリストの荻原博子さん。昨年出版した『投資なんか、おやめなさい』(新潮新書)が6万部を超すベストセラーとなりましたが、また話題になること確実の新著が出ました。

 そのタイトルは『老前破産 年金支給70歳時代のお金サバイバル』(朝日新書)。「老後破産」という言葉はすっかり定着しましたが、荻原さんは「実は、もっと怖いのは、老後になる前」だと警鐘を鳴らしています。

 同書では住宅ローンや子供の教育費、カードローンなど、「人並みの暮らし」を求めて一生懸命に働きながら、望みかなわず破綻してしまった人たちの金銭事情や人間関係を取材し、生々しく描いています。

 もちろん荻原さんの真骨頂として、家計の処方箋や防衛策も具体的に提唱しています。

 「自己破産した人の半数近くが負債額500万円未満」というのも身につまされます。家族のあり方についても問い直す意欲作です。(N)

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