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【メディア政争】疑問符がつく朝日新聞の報道姿勢、ワイドショーが煽る「現象」 (1/2ページ)

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 連載3日目は、テレビについて書くつもりだったが、1月29日の衆院予算委員会での、朝日新聞の報道に関するやりとりを、まず取り上げたい。

 安倍晋三首相は同委員会で、朝日新聞が昨年5月、森友学園が「安倍晋三記念小学校」の校名を記した設置趣意書を財務省に提出した-と報じたことについて「真っ赤な嘘だった」と重ねて批判した。実際は「開成小学校」だった。

 問題の記事は、今も朝日新聞デジタル(2017年5月9日付)で読むことができる。

 《学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、学園前理事長の籠池泰典氏が8日夜、朝日新聞の取材に応じ、「安倍晋三記念小学校」との校名を記した設立趣意書を2013年に財務省近畿財務局に出したと明らかにした》とある。籠池氏へのインタビュー映像も見ることができる。

 この2カ月後、籠池氏は詐欺容疑で逮捕された。朝日新聞はこうした人物の発言を、真偽を大して確認せずに報道したことになる。取材を生業とする者としては、なぜ、「書類の控えはありませんか」などと裏取りをしなかったのかに、まず疑問が残る。

 この後、朝日新聞の報道が「事実」であるかのように独り歩きし、テレビのワイドショーが一斉に「『安倍晋三記念小学校』と申請された」と騒ぎ立てたことは、ご承知のとおりだ。

 この段階で、財務省が開示していた設立趣意書の校名部分が黒塗りされていたことを重ね合わせ、朝日新聞は同日の「素粒子」で、《安倍晋三記念小学校と書いてあったか。財務省が出した黒塗りの書類。「ずぶずぶ」で品が悪けりゃ癒着と言おう》と書いた。

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