記事詳細

【菊池雅之 最新国防ファイル】時代が求める新しい汎用艦、尖閣警備からソマリア沖の海賊対処任務まで 海自護衛艦「たかなみ型」 (2/2ページ)

 ヘリ格納庫が大きくなったので、ヘリも最大2機搭載できるようにした。

 米ゼネラル・エレクトリック社製および、英ロールスロイス社製のものを国内でライセンス生産したエンジンを2基ずつ計4基搭載している。この英米混載は、一見すると整備効率が悪そうだが、何かしらのトラブルで、全エンジンがブラックアウトしないためのリスクヘッジをとった。

 中国海軍が、沖縄県・尖閣諸島周辺をはじめ、日本南西諸島部での活動を活発化していることを受け、「たかなみ」型は領海警備に忙しい。これに加えて、ソマリア沖の海賊対処任務にも派遣されている。「たかなみ」型の汎用性は、まさに今の海自が求めているものだ。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう