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自民総裁選が波乱の様相 額賀派「分裂」騒動、気になる石破氏の動向 (1/2ページ)

 自民党額賀派(平成研究会)の分裂騒動が、9月の総裁選をめぐる情勢を変容させている。安倍晋三首相の3選出馬が確実視されるなか、発言力の強い同派参院議員の動向次第で、「党内政局」に火が付きかねないからだ。出馬に意欲を示す石破茂元幹事長が、額賀派で隠然たる影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長と良好な関係を構築していることも、「総裁選への布石」との臆測を呼んでいる。

 「参院を割るわけにはいかない。(会長を)辞めるわけにもいかない。もう少し時間が欲しい」

 額賀派会長の額賀福志郎元財務相は1月30日夜、所属する衆院1、2回生との会合で、こう漏らした。同派の参院側が求める会長退任の回答期限が翌日に迫っていた。

 一夜明けた31日、同派の山口泰明事務総長は、参院側を率いる吉田博美参院幹事長と会い、回答期限の延長を要請した。吉田氏は受け入れた。

 ただ、参院側は全議員21人がすでに退会届に署名し、額賀氏が退任を表明しなければ、集団離脱も辞さない構えだ。

 吉田氏ら参院側には、総裁選前に「派閥埋没」の危機感がある。長く総裁候補が存在せず、額賀氏には閣僚ポストを獲得するだけの発言力もない。第3派閥に転落したことにも、不満が渦巻く。参院側では額賀氏を「名誉会長」として処遇する案が浮上、衆院側も「退任はやむなし」の声が強まっている。

 気になるのは、石破氏の動きだ。石破氏は、額賀派につながる旧田中派を率いた田中角栄元首相の秘書を務めた。引退した青木氏とは、今も面会を重ねているという。

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