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【永田町・霞が関インサイド】トランプ氏、TPP“変心”の狙いは対中抑止 「国際派」財務次官が助言 (2/2ページ)

 要は、トランプ氏がTPPの効用を再認識したということだ。

 そして、同大統領の「変心」に大きな役割を果たしたのがマルパス氏ということになる。

 レーガン政権の財務次官補代理、ブッシュ(父)政権の国務次官補代理を歴任後、ウォール街のエコノミストを経て、16年の大統領選時にトランプ陣営に参加、現在に至る。

 まさに「国際派」なのだ。このマルパス氏以外でトランプ氏に助言したのが、国家経済会議(NEC)委員長のゲーリー・コーン氏である。

 米中貿易不均衡問題で対中強硬路線を採るホワイトハウス内のウォール街出身の現実路線者だ。役者がそろったのである。

 だが、トランプ氏は一般教書演説でTPPに言及しなかった。ぜひとも所管する外務省経済局と経済産業省通商政策局の最新分析を聞いてみたい。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

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