記事詳細

【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「輪」》駐韓大使人事を難しくした張本人は… (1/2ページ)

 不協和音というものはこういう形で表れるものなのか、としみじみ…している場合ではありませんね。

 世界各国に駐在する米国の大使は政権が代わると、原則として全員辞表を出すことになっています。ですのでケネディ前駐日大使もリッパート前駐韓国大使も辞表を出したうえで、トランプ政権発足と同時期に駐在国を離れたわけです。

 日本にはその後、ハガティ氏が着任しましたが、韓国には、大使がまだ着任していなかったのですね。着任どころか内定し、韓国政府の同意(アグレマン)まで得ていた人物が最近、白紙撤回となったのですから。

 その人物とはブッシュ(子)政権下で国家安全保障会議(NSC)アジア部長、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議次席代表を務めた韓国系米国人のビクター・チャ氏。現在は米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で韓国部長を務めています。

 白紙撤回の理由は、トランプ政権の対北政策と持論が合わなかったからでした。金正恩朝鮮労働党委員長に核開発を断念させることを目的とした米国による限定的な「予防攻撃」、いわゆる「bloody nose(鼻血)作戦」にチャ氏は否定的だったといいます。

 やはりトランプ政権は、北への軍事オプションを真剣に検討しているのです。韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)は「韓米関係がこれまでとは違う異常な状況にあることを改めて思い知らされる事態だ」と記しましたが、確かに同盟国・韓国に駐在する大使がこの期に及んで決まっていないというのは異例のこと。

 ブッシュ政権下でチャ氏の上司だったマイケル・グリーン氏は、「半島情勢が不穏なこの時期に米国を代表する韓国専門家が着任できないこと」に憂慮を示し、1月30日の上院軍事委員会の公聴会では「敵国が同盟を分断しようとするときこそ、駐韓大使が必要だ」と発言しました。

 その通りではあるのですが、トランプ政権が誕生したころ、韓国は朴槿恵大統領(当時)の弾劾で大揺れ。選挙で誕生したのは反米、反日を隠さない親北政権。米国もやりにくかったと思いますよ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう