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インフル猛威対策のはずが…超音波式加湿器で恐怖のレジオネラ菌感染、発症で致死率60~70% 若者も命の危険 (1/2ページ)

 日本列島を厳寒が襲いインフルエンザや風邪が猛威を振るうなか、その対策の1つとして利用される加湿器が危ない。大分県国東(くにさき)市内の高齢者施設で昨年12月以降、80~90代の男性3人がレジオネラ菌に感染、うち90代の男性1人が肺炎で死亡する事故があったが、感染源とされたのが、加湿器だった。手入れの方法を間違えれば若い人も命に関わるというから衝撃的だ。

 レジオネラ菌は、ビルの空調設備の冷却塔、共同入浴施設、ジャグジー、家庭の循環式浴槽など水温20度以上の人口環境水で発生する。風邪などと同じように気道感染し、2~10日の潜伏期間を経て肺炎を発病すれば、致死率は60~70%だという。

 2002年には、宮崎県の温泉施設で集団感染が発生。7人が死亡した。12年にはカナダのケベック市で冷却塔から菌が発見され、13人が死亡した。

 厚生労働省のホームページでは、高齢者などが感染しやすいとしているが、最近の研究ではそうともかぎらないようだ。

 「健常者でも発症の恐れは十分ある。われわれの研究では普通の肺炎よりも若い人が発症している」と危険性を語るのは、レジオネラ菌に詳しい川崎医科大学の宮下修行准教授。

 「開業医などでは単なる肺炎と診断されるケースが多く、発病から1日で死亡した例もあることから、非常に怖い病原体といえる。温泉などで正しく洗浄されていないことを知らずに入浴すれば、発症を予防するのは非常に難しい」

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