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“制裁破り”に激怒、米国が「従北」韓国に制裁も 北は文氏の早期訪朝を要請 (2/2ページ)

 韓国は今後も対北支援に踏み切る恐れもあり、日米両国は警戒感を高めている。安倍首相に先駆け、マイク・ペンス米副大統領が8日、文氏との会談で、対北圧力継続の必要性を強調したのは、文政権への牽制(けんせい)にほかならない。五輪開会式前に行われたレセプションには北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長らが出席したが、ペンス氏は一切接触せず、食事もせずに会場をあとにした。

 ペンス氏の厳しい態度は何を意味するのか。

 米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一教授は「ペンス氏は7日の安倍首相との会談で、『今までまだ見たことのない、北朝鮮に対する、さらに厳しい制裁を近く発表する』と断言した。1つは、中国の銀行に対する2次的制裁が考えられる。韓国がさまざまな形で北朝鮮にカネを送るようなことになれば、韓国の銀行などを制裁対象にするだろう」と語る。

 北朝鮮が、韓国に狡猾なエサをぶら下げる危険もある。

 北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(ヨジョン)党中央委員会第1副部長らは10日、ソウルの韓国大統領府で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談。韓国大統領府によると、この日の首脳級会談で北朝鮮側は金正恩氏の親書を手渡し、文氏の早期訪朝を要請。南北首脳会談を呼びかけた。

 前出の島田氏は「南北首脳会談への道筋が出てきたことを理由に、文氏が『(延期となっている)米韓合同軍事演習をさらに先送りしてほしい』と、米国に申し入れるかもしれない。これは、北朝鮮の『核・ミサイル開発』の時間稼ぎに利用されかねない。激怒した米国内で『キャンセル料を韓国に払わせろ!』という議論が出てきてもおかしくない。これも制裁の一種といえるだろう」と指摘した。

 韓国は、米国から見放されかねない。

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