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自称「仮想通貨女子」に450万円騙し取られた46歳男性の嘆息 (1/4ページ)

 カメラ女子、刀剣女子、カープ女子など、従来は熱心に取り組む女性が少なかったジャンルにその姿が増えはじめると「○○女子」と呼ばれたり、自称するようになる現象が続いている。新しいところでは、ビットコインなどの仮想通貨の投資や運用に熱心な「仮想通貨女子」がある。ライターの森鷹久氏が、仮想通貨女子を名乗る女性のひとりとの出会いをきっかけに、大金を失った男性の体験を聞いた。

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 通勤途中の電車の中で、とある雑誌を読んでいた満本太郎さん(仮名・46歳)は思わず「あっ!」と声を上げた。”仮想通貨女子”として雑誌の企画に登場していたその女こそ、かつては憧れ、今では忌々しい”ドロボウ猫”としか思えないA香(30代)だったからだ。

 「SNSを通じて知り合った男性から”投資に興味はないか”と誘われ参加したセミナーにA香はいたんです。独り身の静かな生活で貯め込んだ一千万は、三分の一以上をA香に吸い取られた……。おいしい話はない、とわかっていたのに……」

 下唇を噛み締め話す満本さんだが、昼間は上場一部の鉄鋼メーカーに勤務するバリバリのサラリーマン。仕事以外にとくに打ち込むものもなかったので、同僚に勧められて株式投資を始めると貯蓄が1.5倍に増えた。これに気をよくして、本業をおざなりにしてまで「投資」にどっぷりハマっていった。そんな時、知人経由で連れて行かれたのが「仮想通貨投資セミナー」だった。

 「ちょうど昨年の10月末頃です。セミナーにいた女性数人のグループが、全員資産が数千万から数億円という”億り人”などと呼ばれていました。A香も、仮想通貨で数百万を一億円近くまで膨らませた、と吹聴していました」

 モデルのようなスタイルで品が良く、それでいて身体中から溢れるセクシーな雰囲気。男好きするA香から「一緒に投資をしましょう」と言われると、女性に免疫のない満本さんは舞い上がってしまい、言われるがまま、まずは150万円をA香に手渡した。A香が金を預かり、自身の裁量で投資して資産を増やす……。冷静に考えれば詐欺を疑う怪しい手法ではあったが、満本さんにはすでに冷静さを失っていた。

NEWSポストセブン
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