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韓国、旧正月で平昌から人消える? 男子SP会場は開始時に空席が目立ち、現地メディアも戸惑いの声

 フィギュアスケートといえば冬季五輪の花形競技のひとつだが、平昌の男子ショートプログラム(SP)会場は開始時に空席が目立つなど、いつもの五輪と様子を異にしていた。理由は韓国が旧正月に入ったからだという。4年に一度、しかも自国開催の貴重なイベントが正月休みに阻まれ、現地メディアも戸惑いの声を漏らしている。

 男子SPは羽生結弦(23)がけがから復活を遂げ、トップに立つと会場では日本から訪れた多数のファンが日の丸を振った。ところが、実は第1組から演技が始まった当初、スタンドは半分程度しか埋まらず盛り上がりを欠いていた。

 原因は前日2月15日から始まった旧正月の連休だ。韓国では新年を旧正月で祝う習慣があり、日本同様に帰省ラッシュ・Uターンラッシュが起こる。このため、大会組織委員会はかねて客足が鈍ることを懸念していたが、その通りの結果となった。

 さらに16日の朝鮮日報(日本語電子版)は、平昌発ソウル行きの17日の高速鉄道(KTX)の切符を購入しようとしたがかなわず、予定を早めて平昌を離れざるを得なくなったスイス人の例を挙げ、五輪観戦にやってきた外国人客も旧正月のラッシュに巻き込まれていると報じた。その上でカレンダーどおりにやってきた旧正月を〈五輪興行の思わぬ伏兵〉と表現している。

 聯合ニュース(日本語電子版)によれば、文在寅大統領は15日、国民に向けて「今年の旧正月は平昌五輪の期間と重なり、世界からの訪問客が韓国を訪れ、さらに特別なものとなった」と語ったという。

 旧正月は18日まで続く。平昌五輪がこれ以上「特別(残念)なもの」にならなければいいが。

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