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北の木造船に残された「謎のメッセージ」を追う 北朝鮮ウオッチャー・金正太郎氏 (1/2ページ)

 韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪に「美女軍団」を派遣するなど、北朝鮮の狡猾な「微笑み外交」に国際社会が惑わされるなか、今年も日本海沿岸では、北朝鮮籍とみられる木造船の漂着が相次いでいる。北朝鮮ウオッチャーの金正太郎氏が、「謎のメッセージ」が残されていたという、青森県深浦町に漂着した木造船を直撃取材した。

 今冬、青森県西端にある深浦町には8隻もの木造船漂着が相次ぎ、身元不明の6遺体も見つかっている。メッセージが残されていた木造船は昨年12月12日、同町・十二湖海浜公園の砂浜に漂着しているのを、漁業関係者が発見した。乗組員は見つかっていない。

 私は1月中旬、解体・撤去直前の同木造船を取材した。

 船は長さ約11メートル、幅約2・6メートル。間仕切りで4つのスペースに分かれていて、船首に近い2畳ほどのスペースには、工具や白米2キロ、鍋、釜、ペットボトルの梨ジュース、タッパー、懐中電灯などが散乱していた。

 船倉と船底をバスマットのような素材で覆い、保温効果を高めているようだ。謎のメッセージは、そのバスマット素材にペンで殴り書きされていた。朝鮮語で、以下のように記されていた。

 《昨日を追憶し、今日は勤勉に、明日は楽しもう》

 酷寒の日本海で極限状態だったはずの乗組員は、どのような思いで「明日を楽しもう」と書いたのか。それとも、特殊な暗号のような意味があるのか。

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