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【室谷克実 新・悪韓論】韓国版ボランティア「自願奉仕者」は五輪組織委の奴隷同然 不衛生の宿舎、刑務所以下の飯、ノロ感染も放置、そのまま“追放処分” (2/2ページ)

 そこは、限られた時間しか温水が出ないのは当たり前。500人に洗濯機が3台しかない施設もあるらしい。しかも、組織委の指揮系統は滅茶苦茶で、会場と結ぶバスが1時間待っても来ない。ボランティア用の食事は、ソウル新聞(韓国語サイト1月26日)の表現を借りれば「刑務所の飯もこれよりはいい」で、日本人がイメージするようなボランティアは、早々と離脱してしまった。

 それでも残っているのは、辞めたら翌日から考試院(コシウォン=1坪ほどに区切った宿泊施設)の料金にも、食事代にも困る人々が相当数いるということになろう。

 CBSニュース(2月19日)が伝えた事例は興味深い。

 釜山から出てきて「スキージャンプ場で“勤務”していた」自願奉仕者(25歳)がノロウイルスに感染した。「共同食堂への立ち入り禁止」を通告されたが、宿舎に放置されているだけで食事は与えられなかった。組織委に何度電話しても有効な措置はなし。

 それでパラリンピックが終わるまでの予定を取りやめ、釜山に帰ったというのだ。

 韓国のマスコミは、学生には必ず「大学生」の肩書を付けるが、CBSニュースは「大学生」とはしていない。すると、25歳の若者は釜山で何をしていたのだろうか。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫妻は18日、ボランティア用共同食堂を訪問し、プルコギ、ワカメスープなどの食事をとり、「きょう出てきたものを見たら大丈夫ですね」と述べた(中央日報18日)という。

 大統領が来たときだけ、特別のメニューにしたに決まっているではないか。なぜなら、組織委がボランティア用食糧費を増額補正したわけではないのだから。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。著書・共著に『悪韓論』(新潮新書)、『崩韓論』(飛鳥新社)、『韓国リスク』(産経新聞出版)など多数。

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