記事詳細

内閣の看板政策に泥…「三流」ぶり露呈の厚労省データ不備問題 与党からも批判噴出 (1/2ページ)

 裁量労働制をめぐる厚労省のデータ不備問題で、与党からも批判の声が噴出している。新たな“不適切データ”が117件も見つかるなど、中央官庁としては考えられない「三流」ぶりを露呈しているからだ。安倍晋三首相は、1万件超という全データの精査を表明した。以前から、事件や不祥事を繰り返す厚労省に対し、解体的再生を求める声もある。

 「改めておわびする」「調査票と入力したデータを突き合わせ、精査しなければならない」

 安倍首相は22日の衆院予算委員会の集中審議で、こう答弁した。

 看板政策である「働き方改革」に泥を塗った厚労省への怒りを高めているようだった。

 働き方改革は、少子化で労働力が減っても日本が経済成長を続けられるよう、生産性の向上を目指す最重要政策である。裁量労働制の適用拡大をめぐっては、長時間労働を生じさせた事業者を徹底指導するなど、法案に対策を盛り込む方針だ。

 ところが、その前提となる労働時間の調査で、誤った記入や入力ミスとみられる例が次々と発見された。職務への緊張感が欠落しているのか。

 先の集中審議では、与党からも「極めて不適切。答弁の信頼性を揺るがしかねない」「猛省すべきだ」(公明党の佐藤茂樹氏)、「大いに反省すべきだ」(自民党の宮下一郎氏)などと批判が続出した。当然だ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース