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金正恩氏の側近は韓国で「民間人殺害」を謝罪するか (1/2ページ)

 平昌冬季五輪の閉会式に参加するため、朝鮮労働党の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長を団長とする北朝鮮の高位級代表団が、きょう25日から訪韓する。

 金正恩党委員長の側近のひとりである金英哲氏は、北朝鮮の対韓国政策を統括する党統一戦線部長を務める一方、特殊工作機関・偵察総局のトップも歴任した人物だ。2010年3月に起きた韓国海軍の哨戒艦「天安」撃沈事件と、同年11月に起きた韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件は、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)と金英哲氏の指揮下にあった偵察総局が主導したものだとされている。

 そして「天安」撃沈では46人の韓国軍兵士が、延坪島砲撃では民間人2人と同軍兵士2人が犠牲になっている。

 (参考記事:北朝鮮「韓国担当者」の危なすぎる経歴

 そのため、金英哲氏の訪韓に対しては、犠牲者の遺族や保守政党・団体から強い反発が出ている。その他の多くの韓国国民にとっても、気持ちの良いものではなかろう。先に訪韓した金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長による文字通りの「微笑み外交」は、韓国社会から概ね好印象を持たれた。

 (参考記事:【写真】金与正氏の存在感が増している

 下手をすると、その効果を無にしてしまいかねないのが、金英哲氏の訪韓なのだ。金正恩氏はいったい、何を考えているのだろうか。韓国国民をあっと言わせる手土産でも、金英哲氏に持たせているのだろうか。

 そのように想像を巡らせて見ると、思い浮かぶのは「遺憾表明」だ。つまりは韓国に対する謝罪である。

デイリーNKジャパン
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