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《zak女の雄叫び お題は「新年度」》北に迫力負けの韓国外交 「卑屈」との指摘も  (1/2ページ)

 「北朝鮮は生きるか死ぬかの覚悟で外交をやっている。死にものぐるいで交渉する人(=北)と下心をもって交渉する人(=韓国)と全然違いますよね。だから完全に北に乗っ取られているということだと思います」

 「韓国人に生まれなくてよかった」などの著作で知られる武藤正敏元駐韓大使が2月15日に産経新聞大阪本社で行われた対談講演会で語ったこの言葉が忘れられません。

 平昌五輪の幕開けはまさに政治五輪でした。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏、北の直系ロイヤルファミリー、白頭山血統の一員が初めて正々堂々と韓国入りしたのです。

 朝鮮戦争はまだ休戦中なのであって終戦となったわけではありません。だから在韓米軍が駐留しているわけです。韓国にとって北朝鮮はまだ「主敵」のはず。そして休戦後も北朝鮮は青瓦台(韓国大統領府)襲撃未遂、延坪島砲撃事件、哨戒艦「天安」撃沈事件、異母兄の金正男暗殺などを起こしています。

 テロ国家の本質は変わっていないのに、そのテロを主導してきたロイヤルファミリーの一員を喜色満面に迎え入れるとは…。文在寅(ムン・ジェイン)大統領はペンス米副大統領とは一度しか食事をしていないのに、与正氏とは4度も食事をしました。しかも「奥さんでなく、恋人を見つめるような表情で」(武藤氏)…。

 北側の演出は巧妙でした。2月4日に北からの訪問団トップとして発表されたのは金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長。対外的に国家元首を務めるほど格の高い存在ですが、北は開会式前々日の7日に与正氏の訪問を伝達。想定以上の人物を派遣することで文政権を心理的に籠絡(ろうらく)しようとしたわけです。

 さらに芸術団などが、入港が禁止されている万景峰号で韓国入りすることも前々日(2月4日)に表明。韓国に考えさせる隙を与えませんでした。

 万景峰号の着岸後、一帯は警察車両で封鎖され、何を積んでいるのか分からない数台のトラックが船内に入っていったとの情報もあります。なぜ陸路や空路でなく船で来たのか-はもっと追及する必要があるでしょう。

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