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合意「対話」意向も…核開発“南北共犯”か、世界裏切り続けた北の歴史 正恩氏が北主導「統一指令」情報も (2/3ページ)

 5、6日に北朝鮮を訪れた韓国政府の特使団が発表した内容は、(1)4月末に板門店(パンムンジョム)で南北首脳会談開催(2)北朝鮮は対話期間中の核・ミサイル実験を凍結(3)北朝鮮は非核化のための対話を米国と行う用意がある(4)正恩氏は4月からの米韓合同軍事演習を例年通りに行うことを「理解する」と表明(5)北朝鮮が、体制の安全が保証されれば核を保有する理由がないと表明-などだった。

 この通りに事態が進めば望ましいが、巧妙な前提条件も付けられている。例えば、注目の「非核化」には「北朝鮮に対する軍事的脅威が解消されれば」とあり、それまでは核開発を続ける意思を示した。

 現実の動きも異なっている。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」が5日発表した商業衛星写真に基づく分析によると、北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)の核施設にある黒鉛減速炉(5メガワット)が稼働を続けている形跡があることが判明した。稼働継続が事実であれば、核兵器製造用のプルトニウムの生産を再開した可能性がある。

 歴史を振り返っても、北朝鮮が核放棄に応じる可能性は限りなく少ない。

 1994年の「米朝枠組み合意」では、北朝鮮の核開発凍結の見返りとして、軽水炉の建設や年間50万トンの重油提供が盛り込まれた。だが、北朝鮮は秘密裏に核開発を続けた。

 核問題をめぐる6カ国協議も、北朝鮮に振り回されるだけの結果に終わっている。2005年9月には核放棄を確約し、07年2月には核関連施設を停止・封印することで合意したが、その後も北朝鮮は核実験を重ね、脅威を高めてきた。

 「従北」の韓国・文政権を利用し、融和ムードを作り出した北朝鮮だが、裏ではさらに世界を危険に陥れるという情報がある。

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