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「ゼロ回答」火に油…森友書き換え疑惑で“麻生氏VS二階氏”再燃 秋の総裁選の主導権争いも (2/2ページ)

 財務省の対応に与野党は6日、猛反発した。北朝鮮情勢に結束して対応するには、ほど遠い状況といえる。

 小泉進次郎筆頭副幹事長は、党会合で「(これまでの森友問題とは)次元が違う話だ」と語った。

 自民党関係者も「朝日新聞の報道が事実なら、政権を直撃しかねない事態にもかかわらず、党への説明が何もないことに、二階氏ら執行部はいらだっている」と話す。

 祖父に吉田茂元首相を持つ「政界プリンス」の麻生氏と、和歌山県議からたたき上げた二階氏は、年齢こそ77歳と79歳と近いが、性格も政治手法も「水と油」だ。麻生派(59人)は党内第2派閥、二階派(44人)は同第5派閥と、牽制(けんせい)しあっている。

 鳩山邦夫元総務相の死去に伴う2016年10月の衆院福岡6区補欠選挙では、後継候補をめぐって激突した。麻生氏が選対本部長まで務めた無所属候補は、邦夫氏の次男、鳩山二郎衆院議員に敗れた。鳩山氏は二階氏に支えられて選挙戦を戦い、現在は二階派に所属している。

 9月の自民党総裁選後には、内閣改造・党役員人事が行われる。

 今回の疑惑浮上で、「麻生vs二階」の対立が再燃した。自民党関係者は「派閥領袖としては当然、疑惑対応だけでなく、総裁選をめぐる主導権確保も念頭に置いているはずだ」と話している。

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