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【親も知らない今どき入試】MARCH合格者合計が多い学校ランク 昨年より110人増494人、実績伸ばした山手学院

 私立大2月試験の合格発表が、ほぼ終わった。そこで、今週はMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)の合格者合計が多い学校ランクを紹介したい。

 今年の入試は、私立大人気が高かった。高校卒業生は1万4000人減っているが、現段階で昨年より8%も志願者が増えた。MARCHもすべて志願者増だった。

 大手予備校の入試担当者は「定員の厳格化の影響で、昨年は首都圏の難関私立大がかなり合格者を減らしました。それが今年も続きますから、受験生が併願校を増やしたと考えられます。センター試験の志願者も増えましたが、国公立大の志願者は減っていることから、私立大型の受験生が増え、センター利用入試を受けようとの考えでしょう」という。

 今年も当初の合格者数は、昨年に比べて減らしている大学が少なくない。発表する合格者を絞り、追加合格を出すとみられる。志願者が増えて合格者が減り、少子化でも激戦入試となった。

 高校の進路指導教諭は「この影響で合格しそうな生徒がことごとく不合格になり、厳しさを感じています」と話す。

 厳しい状況でも、実績を伸ばしている学校もある。MARCHトップは山手学院。昨年より110人増の494人で、6位から首位に返り咲いた。2位の大宮開成は、7位から躍進し、立教大、中央大、法政大で合格者1位だった。3位は湘南。明大合格者202人と唯一200人超のトップだ。

 ベスト10は、すべて神奈川と埼玉の学校になった。地元の東京が不振だ。東京トップは、16位の国学院大久我山の322人。予備校関係者は「鉄道の相互乗り入れが進み、都心に通いやすくなった。また、神奈川や埼玉にキャンパスを持つ大学があり、さらに東京といっても多摩地区にキャンパスのある大学もあり、通いやすいことも理由」という。

 来年も定員の厳格化は進み、定員1・0倍まで減らす。来年はさらに厳しい入試になりそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ)大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

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