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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】地震の前に聞こえる地鳴り 「まさかこんなに大きいのが来るとは」 (1/2ページ)

 さる1日の深夜、沖縄・西表(いりおもて)島で震度5弱を記録した。

 沖縄県でこの震度の地震があったのは2010年以来8年ぶりだ。「沖縄本島近海地震」が起きたときで沖縄本島の糸満市で震度5弱を記録した。

 今回は西表島の西南西約7キロのところでマグニチュード(M)5・6の地震が起きた。商品が棚から落ちたりしたが、幸い死傷者はいなかった。

 琉球列島は静岡以西と同じくフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に潜り込んでいるところだ。それゆえ、あちこちで同じ構図で地震が起きる。2月に起きて大きな被害を生んだM6・5の台湾・花蓮沖の地震も、また恐れられている南海トラフ地震も同じ構図だ。

 今回の地震の200キロ四方以内では1947年にはM7・4の地震が起きたし、66年と2001年にはM7・3の地震、そして1958年にはM7・2の地震が起きている。地震の多いところなのだ。今回の地震は小さめだったので、被害がごく限られていたのは不幸中の幸いだった。

 ところで今回の地震には地鳴りの報告があった。現地にある環境省西表自然保護官事務所の自然保護官は「ここ2~3カ月、地鳴りが何度かあったから職場でも怖いと話していたが、まさかこんなに大きいのが来るとは」という。

 地震は震源で断層が滑ることで振動を生む。振動は長いものは数時間から、短いものでは数百ヘルツ(1秒間に数百回振動する)のものまである。

 地震の振動は地球を揺らすものだから、スピーカーのコーン紙を揺らして音が出るのと同じ揺れだ。それゆえ、地震の震源から出る振動のうち耳に聞こえる周波数である20ヘルツを超えるものは、音として聞こえる。これが地震のときの地鳴りなのである。