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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「新年度」》鮮度が薄れた政権の安定運営は謙虚さあってこそ (2/2ページ)

 国会だけでなく、“身内”の自民党に対しても資料作成から政策決定プロセスまでどこか雑な印象なのだ。中には与野党間の協議も自民党内の政策議論も「できレースだから」(関係者)と軽視する態度を記者に隠そうともしない人もいる。

 そうした人の中には、首相や菅義偉官房長官に対しても、「あの人たちはこのくらいの説明があればOKだろう」といった具合で、緩んだ気持ちで対応をしているのではないだろうかと勘ぐりたくなる。そこに政権を揺るがす“落とし穴”はないのか。政府全体の仕事は「テキトー」になってはいないか。

 去年、小池百合子都知事が新たな国政政党「希望の党」を創設し、政権を一時崖っぷちまで追いつめたきっかけの1つは、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画をめぐる文書に関し、菅氏が記者会見で「怪文書」という言葉を使ったことだ。去年10月の衆院選で自民・公明両党が大勝したのは、小池氏の失速と野党の失策が大きい。小泉進次郎自民党筆頭副幹事長が「国民は安倍政権に飽きている」と看破したように、目新しさに乏しい政権に対する国民の視線は日に日に厳しくなっている。

 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。鮮度を失った政権が長く続くために必要なのは謙虚さではないか。20年間続いたデフレからの脱却や憲法改正など、首相は歴史に残る実績を残そうとしている。本気で偉業を成し遂げようとするならば、首相はじめ政府関係者は、今こそ気持ちを引き締め丁寧な仕事を心がけるべきだ。

 長期政権に飽きてきたのは、政局好きな政治記者も同じ。朝日新聞に限らず、メディアが日々の取材から権力闘争や政権交代の端緒をつかもうとしていることを忘れてはならない。(M)

 街中で就職活動中らしいスーツ姿の若い人が目立ってきた。「フレッシャーズ、頑張れ」と心の中でエールを送るのはオバサンの証拠?

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。3月のお題は「新年度」です。

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