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最新MEGA地震予測、震度5以上捕捉率9割 「沈降地域」が危険 東北、茨城、北信越、岐阜は要警戒 (1/2ページ)

 3月11日で東日本大震災から7年を迎えた。日本に住む限り、大地震への警戒を怠ることはできないが、人工衛星の測位システムを利用した「MEGA地震予測」を主催する地震科学探査機構(JESEA)は、震度5以上の地震捕捉率90%超を記録しながら研究を続けている。東大名誉教授で同機構会長の村井俊治氏に、次に発生が懸念される地域を聞いた。

 測量工学が専門の村井氏は、JESEAで人工衛星による測位技術を用いて地震を予測している。村井氏によると、過去の経験則から、長期的に土地が沈降している地域で地震が起こりやすいという。九州地方で沈降が起きていた2016年に熊本地震が発生した。

 加えて短期間での土地の高さの変化や、東西南北の「水平方向」に動く地殻変動を分析しながら次に地震が起こる場所を予測している。JESEAが13年から17年にかけ、震度5以上の地震が起こる半年前までに予測を出したケースは91・1%に達する。

 現状で大地震の兆候がみられる地域はあるのか。村井氏は「東北の太平洋側は、震災で土地が大きく沈み込んだ反動で隆起し続けているが、日本海側は沈降が続いている。2つの動きに挟まれた奥羽山脈周辺では地下で大きなひずみがため込まれており、要警戒だ」と話す。

 さらに「東北は全体的に南東方向に地殻変動が起きているが、茨城北部でこの動きはみられない。このため福島から茨城のあたりでひずみが生じる恐れがある」と予測する。

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