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震度6強で倒壊、23区危険ビル実名25 「ニュー新橋ビル」「紀伊國屋ビル」 JK聖地「渋谷109」も

 サラリーマンの殿堂、ニュー新橋ビルから紀伊國屋書店、女子高生の聖地、渋谷109まで-。東京都は1981年5月以前の旧耐震基準で建てられた建物の耐震診断結果を公表し、震度6強以上の地震で倒壊する危険性が高いとされるビルが23区内で25棟にのぼることが分かった。なじみのある建物も多いだけに心配だ。

 JR新橋駅前の目の前にあるニュー新橋ビル。71年にオープンし、居酒屋や金券ショップ、立ち食いそば店などが入居するほか、中国人女性が呼び込みをするマッサージ店もひしめいている。新橋サラリーマンの憩いの場として有名だが、倒壊の危険性が高いと指摘された。

 JR新宿駅東口の紀伊國屋書店新宿本店が入る紀伊國屋ビルディングも危険性が高いと診断された。上部階には紀伊國屋ホールもある。

 渋谷のランドマークも危ないという。女子高生が集まるファッションビル、渋谷109が入居する道玄坂共同ビルも危険性が高いという結果に。同ビルでは2019年度に耐震改修工事に着工予定としている。

 飲食店が並ぶ六本木共同ビル(ロアビル)、アブアブ赤札堂上野店のほか、千代田区北の丸公園にある科学技術館の一部や日本大学医学部付属板橋病院も危険性が高いと診断された。

 耐震診断結果の公表は13年11月に施行された改正耐震改修促進法に基づくもので、今回の都の調査では、ホテルや商業施設など多くの人が集まる施設や、緊急車両が通行する沿道にある建築物など852棟が対象となった。

 このうち震度6強から7に達する規模の地震で「倒壊または崩壊する危険性が高い」とされたのは156棟。危険性が「ある」とされたのは95棟だった。

 いつきてもおかしくない首都直下地震。早急な対策が必要だ。

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