記事詳細

【朝日新聞研究】朝日、中国の“覇権主義”には極めて好意的? 「世界基準が『中国化』する」 (2/2ページ)

 賢人政治といえば、近代以前の中華帝国の皇帝による専制支配の建前も、同じく賢人政治であった。天児氏の主張は、専制・独裁支配に対する、積極的な肯定論に思える。朝日新聞は本音を、天児氏に先駆的に代弁してもらったのではないか。

 3月25日に掲載された、春の新紙面の予告記事によると、「チャイナ スタンダード」という特集記事が始まるらしい。その紹介文には、「14億人の巨大市場と強固な体制を力の源に、中国の影響力が世界に浸透しています。(中略)私たちは、欧米主導で作り上げたグローバルスタンダード(世界基準)が『中国化』する兆しを目撃しているのでしょうか」とある。

 中国の暗部に目をつぶるだけでなく、「中国覇権主義」の、賛同者・同調者となった気がしてならない。

 ■酒井信彦(さかい・のぶひこ) 元東京大学教授。1943年、神奈川県生まれ。70年3月、東大大学院人文科学研究科修士課程修了。同年4月、東大史料編纂所に勤務し、「大日本史料」(11編・10編)の編纂に従事する一方、アジアの民族問題などを中心に研究する。2006年3月、定年退職。現在、夕刊紙や月刊誌で記事やコラムを執筆する。著書に「虐日偽善に狂う朝日新聞」(日新報道)など。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう