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呪縛続く?財務省「呪われた82年組」 自殺、逮捕、辞任、セクハラ… (1/2ページ)

 女性記者にセクハラ発言をしたと「週刊新潮」に報じられた財務省の福田淳一事務次官(58)は、森友学園問題で辞任した佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官(60)と同じ1982(昭和57)年の旧大蔵省入省組だ。同期にはかつて逮捕者や自殺者も出たことで「呪われた82年組」と揶揄(やゆ)されたこともあるが、呪縛は続くのか。

 「最強官庁」「官庁の中の官庁」と異名を取る財務省。その事務次官といえば全官僚の頂点といっても過言ではないが、福田氏が「Hしよう」「おっぱい触らせて」などと複数の女性記者に発言したと報じられた。

 麻生太郎財務相は13日、「事実ならセクハラという意味ではアウト。今の時代では明らかにセクハラだ」と述べた。「今の段階で処分を考えているわけではない」としたが、野党は「速やかに更迭すべきだ」と批判を強める。

 神奈川県立湘南高校から東大法学部卒業で、司法試験にも合格したという超エリートの福田氏が大蔵省に入省した1982年の同期組は計27人。出身大学は東大法学部が16人で、同経済学部が6人、京大、一橋、早稲田、慶応、阪大から各1人だった。

 今年3月に森友学園への国有地売却をめぐる混乱の責任を取る形で国税庁長官を辞任した佐川氏のほか、佐川氏の前任の理財局長だった迫田英典氏(58)や参院議員の片山(旧姓・朝長)さつき氏(58)らが名を連ねた。

 採用を担当したのは秘書課企画官だった中島義雄氏(76)。当時の渡辺美智雄蔵相の肝いりで「異色の人材」が登用されたことも話題になった。

 27人を特集した写真週刊誌「FOCUS」1981年12月11日号では、福田氏が『成長の限界』という経済書を読み《「国のカジ取りをやりたい」と思った》と意気込みを語り、佐川氏については《中学3年生の時、父が死に、3人の兄たちが働いて学費を出してくれた》と苦学ぶりが紹介されている。

 しかし、華々しいスタートから10年後の92年には、同期の一人が自殺した。関係者は「上司からのいじめがあったようだ」と当時を振り返る。

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