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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】敗戦で美しさへの自信も無くしちゃった、日本人の体形コンプレックス (1/2ページ)

 国立青少年教育振興機構が3月に発表した日米中韓4カ国調査によると、日本人の女子高校生で体形に満足しているのは23%だけなんだそうだ。4カ国中で3割を下回ったのは日本だけ。むしろ日本の女子生徒の52%が自分のことを「太っている」と感じているらしい。

 日本人は昔から自分たちにコンプレックスを持っているけど、ボクはこの理由について、第二次大戦で負けて米国の植民地になったからだと思っている。つまり戦争でこてんぱんに負けてしまったために、日本の固有の美しさというものが海外に認められる自信をも無くしてしまったんだ。

 その頃の外国人はほとんどの日本人にとってあこがれの存在だった。「東京の花売娘」という歌でも、粋なジャンパーを着た米兵が歌詞に出てくるよね。

 ボクがクリニックを開業したての頃、相談に訪れる女性は米国や欧州の女優の美しさに近づこうと鼻を高くしようとしていた。日本における美容整形分野の偉大なパイオニアだった森川昭彦先生が開設した銀座美容外科でも同じ。「イングリッド・バーグマンのような鼻にして」だの「グレタ・ガルボのような目にして」といった人たちばかりだった。“ザ・外国人”という感じだね。

 そして森川先生の手術を受けた患者さんたちは「友の会」を発足させて、「あなたのお鼻、すてきね~」「あなたの方こそ」なんてお互いを褒め合ってるんだ。でも、不自然なまでに鼻が高くなっているから、昼間の明るい場所で見てみると、とっても変なんだよね。むしろ日が沈んで、ぼんやりと薄暗い照明の店内だと美しく見えてくる。「メークをとってはダメ、メークの土台を作ってるんだから」という森川先生の教えはよく覚えているよ。

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