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【朝鮮半島と日本の国益】北朝鮮の「甘い幻想」打ち砕いた、トランプ氏の「イラン核合意」離脱表明 (1/2ページ)

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 ドナルド・トランプ米大統領が「イラン核合意」離脱を表明したことを、日本のマスコミは悪いニュースのように伝えている。

 ヨーロッパは、イランという大国が、パーレビ国王の無分別な世俗化の反動で、「イスラム教条主義国家」になって困り果てていた。長い交渉を経て、ようやく正常化できる道筋をつけたのに、その道をトランプ氏に壊されることは災難である。

 しかし、北朝鮮情勢を抱えるアジアのためには、大歓迎である。北朝鮮の核廃棄は、厳しく後戻りできない「リビア方式」を参考に徹底しない限り日本は安心できない。対して、北朝鮮は、イランのような緩い方式を狙って交渉するだろう。

 トランプ氏は「イランとの合意は、まったく信じられないくらい緩くて史上最悪だ」と公言してきた。イラン核合意を廃棄して、過去よりも強い制裁をかけるということは、北朝鮮に「甘い幻想」を抱かせないために、実に効果的だと思う。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、甘い期待を打ち砕かれ、「わが国は、全面的な核廃棄しか生き残る道はない」と思い知らされたのである。

 ヨーロッパ発のニュースが悪く言っているから、日本にとっても良くないとは限らないのである。

 「イランに厳しくすると、二正面作戦はできないから、北朝鮮にとっては朗報だ」という人もいる。

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