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トランプ氏が北女次官に激怒 米朝会談中止…文大統領は役立たず、北は狼狽“手のひら返し”の大絶賛 (2/3ページ)

 ときに過激かつ挑発的な発言をするトランプ氏だけに、冷静な筆致は余計に大きな怒りが感じられる。

 トランプ氏を激怒させ、米朝首脳会談の中止を決意させたのは、24日に朝鮮中央通信が報じた、崔氏の談話だった。

 米FOXニュースの報道番組で、北朝鮮に「(トランプ氏を翻弄できると考えているとしたら)大きな間違いだ」と警告したペンス氏に対し、崔氏は談話で、「身の程知らず」「彼がどんなに『政治的に愚鈍なマヌケ』であるのかを、推測して余りある」と非難した。

 さらに、「米国がわれわれと会談場で会うか『核対核の対決場』で会うかは全面的に、米国の決心と行動いかんにかかっている」「米国が経験したことのない、想像もできないほどの恐ろしい悲劇を味わわせる」と恫喝(どうかつ)したのだ。

 核戦争の可能性に言及し、米国を挑発する狂乱発言といえる。崔氏は、正恩氏といつでも話すことができる実力外交官だけに看過できない。米政権高官が米メディアに語ったところでは、トランプ氏は談話に激怒し、冒頭の書簡の作成に取りかかったという。

 崔氏が愚弄した相手も悪かった。

 ペンス氏は「強硬な保守派」のうえ、敬虔(けいけん)なキリスト教福音派として知られる。トランプ氏は11月の中間選挙を見据えて、米国民の4人に1人という福音派の支持を失うわけにはいかない。盟友・ペンス氏を罵倒されたのだから、とても座視するわけにはいかなかった。

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