記事詳細

トランプ氏が北女次官に激怒 米朝会談中止…文大統領は役立たず、北は狼狽“手のひら返し”の大絶賛 (3/3ページ)

 そもそも、正恩氏は最近、「裏切り的行動」を重ねてきた。

 北朝鮮は24日、北東部、豊渓里(プンゲリ)の核実験場を爆破廃棄した。当初は専門家を招待するとしながら、一部メディアにしか公開しなかった。

 中国の習近平国家主席と7、8日、大連で2回目の中朝首脳会談をした際、正恩氏は「関係各国が責任をもって『段階的かつ同時並行的な措置』を講じ、最終的に朝鮮半島の非核化を実現させることを希望する」と主張した。つまり、トランプ政権が要求する「CVIDに応じる意思はない」という表明だったのだ。

 今後、トランプ氏が軍事力を含めた圧力を極限まで高めていくのは確実だ。

 トランプ氏は24日、ホワイトハウスで声明を読み上げた。「狂犬」と恐れられるジェームズ・マティス国防長官や同盟諸国と話し合い、北朝鮮が「ばかげた行動」をするならば、「脅威に対処する用意はこれまで以上にできている」と、軍事的選択肢を取る可能性に言及した。

 実際、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)には、近代化改修で最新鋭のシステムを搭載したイージス駆逐艦「ミリアス」が22日、入港した。横須賀を事実上の母港とする艦船は、世界最強の原子力空母「ロナルド・レーガン」を含め、過去最多の14隻となった。米朝首脳会談決裂も見据えた態勢強化といえる。

 トランプ氏の通告に対し、これまで無礼な言動を繰り返してきた北朝鮮は手のひらを返し、おびえを見せ始めた。

 朝鮮中央通信は25日、金桂寛(キム・ケグァン)第1外務次官の談話を伝えた。同氏は、トランプ氏を「過去のどの大統領も下せなかった勇断を下して首脳の対面という重大な出来事をもたらすために努力したことについて依然として心のうちで高く評価してきた」と大絶賛した。

 さらに、「(米朝首脳会談が)切実に必要である」とし、「われわれは、いつでもいかなる方式でも対座して問題を解決していく用意があるということを米国側に再び明らかにする」と呼びかけた。

 「米朝の仲介役」を自認しながら、実質は「北朝鮮のメッセンジャー」となっていた韓国・文在寅(ムン・ジェイン)大統領も戸惑いを隠せないようだ。

 聯合ニュースは25日、文氏が同日午前0時からのNSC(国家安全保障会議)緊急会議で、「当惑していて非常に遺憾」として、「首脳間の直接的かつ緊密な対話で解決していくことを期待する」と述べたと報じた。

 世界を裏切る言動を続けてきた南北朝鮮は、トランプ氏の怒りに触れ、「いばらの道」を歩むことになりそうだ。

関連ニュース