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千葉県沖に大地震の予兆? 不気味な「スロースリップ」発生 M5級が頻発 (1/2ページ)

 不気味なシグナルだ。今年に入って千葉県東方沖や、銚子市など同県北東部でマグニチュード(M)5程度の地震が相次いでいる。政府の地震調査委員会が、東方沖で起きている地殻の異変をキャッチし、11日に警告を発したところ、12日早朝、いきなりその東方沖をM4・9の揺れが襲った。この異変、「スロースリップ」と呼ばれ、東日本大震災の発生前、東北沖でも起きていたという。注意してもしすぎることはない。

 不穏な現象は地震調査委員会が11日に開いた会合で発表された。GPSなどのデータを基に地盤を分析した結果、千葉県東方沖やその周辺で、海側のプレートが陸側のプレートの下に沈み込み、プレートの境界がゆっくりとずれ動くスロースリップが起きていることが判明。地震調査委は、今後の地震活動に注意するよう呼びかけた。

 その矢先の12日午前5時9分ごろ、東方沖を震源とする最大震度3の地震が発生。震源の深さ約20キロ、M4・9と推定され、東京都千代田区や横浜、さいたま市など都市部でも揺れが観測された。

 地震学会では、スロースリップを「ぬるぬる地震」などとも呼び、地殻がずれた部分はひずみが減るが、周辺は逆にひずみがたまり、地震が起きやすくなると考えられている。数日間で起きる場合や数カ月から数年かかる例がある。

 不気味なのは東大地震研が、東日本大震災について、発生前に東北沖でスロースリップが連続して起き、ひずみが震源に集中して本震が誘発された可能性があるという研究結果を過去、まとめていることだ。

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