記事詳細

【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】皮肉なセクハラ問題 人ごとのように報じてきたメディアの足元に… (1/2ページ)

 これまでメディアは財務省前事務次官の女性記者へのセクハラ問題を大きく取り上げて批判してきた。しかし、「性暴力と報道対話の会」という団体が行ったアンケートによると、セクハラ被害の経験があるメディア(新聞や放送局)関係者は96%もいて、加害者は取材先や取引先のほかに会社の上司や先輩という声も多かった。

 つまり今回の問題を人ごとのように報じてきたメディアの足元に、表面化していないセクハラ問題が数多く眠っていたということになる。これは何とも皮肉な話だよね。セクハラやパワハラを問題視して加害者を批判してきたのがメディアなんだから。

 かつての昭和時代だったら許容されていたことが社会の風潮や法律が変化することで許されなくなる。これはよくあることだ。「愛のムチだ」と正当化されていたようなことでも現在では「パワハラだ」と批判され、「ええケツしとるやないか」とタッチしたらセクハラになる。

 ボクらの世代とかだと、このあたりの危機意識が低くて気軽に女性のおしりにタッチしたり、「口で言うのはリップサービスみたいなものだ」という人もいる。アンケートでは加害者の多くは40~50代だそうだけど、ボクらが若い頃からの風潮に影響を受けた世代ということじゃないかな。