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君たちはどうサボるか? 中国の働き方から学ぶ「手抜き」 (1/4ページ)

 衝撃的な本と出会ってしまった。『ルポ 中国「潜入バイト」日記』(著、西谷格/小学館新書)だ。

 中国での働き方のリアルが描かれていて、そこはブラックでもホワイトでもなく、“レッドな職場”だった。仕事のルールが日本人の常識を超えている。しかし、人々は実にゆるく、テキトーに働いていた。ここから学ぶべき点があるのではないだろうか。

 著者の西谷氏は、新聞記者として働いたあと、フリーライターに。その後、2009年から14年にかけて上海に滞在。その間、現地にて体当たりでアルバイト、婚活などに取り組んだという珍しい経験の持ち主である。

 その果敢なチャレンジの様子は、まるでYouTuber(ユーチューバー)のようだ。寿司職人に応募する、反日ドラマに出演する、遊園地でパクリ小人役になってみる、高級ホストクラブで働く、婚活イベントに参加する。「そこまでやるか!?」と思いつつも、ついついのぞき見してしまう。そこには、テキトーに、ゆるく生きる、中国人の姿があったのだった。

 本を読んで衝撃を受けたわけだが、それだけでは終わらない。その後、著者の西谷さんと対談を行うことになったのだが、正直、私は本の中身に疑問を感じていた。具体的に書かれてはいるが、「本当なのか?」と思うほどの内容だったからだ。しかし、彼と会ってそれがすべて事実だったことを確認した。彼の実感のこもった話だけでなく、寿司職人風の姿や、遊園地でパクリ小人たちと踊っている姿などを見て、本当だったのだと確信したのだ。

ITmedia ビジネスオンライン
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