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西日本豪雨 死者176人、不明79人 広島、愛媛、岡山で断水25万戸

 猛暑のなか、犠牲者が激増している。甚大な被害をもたらしている西日本豪雨で、菅義偉官房長官は11日、死者が計176人に上ったことを明らかにした。依然79人が安否不明。広島、愛媛、岡山の3県の計25万4084戸で断水が続き、大半の自治体で復旧の見通しが立っていない。他9府県の1153戸も断水しており、市民生活への影響が長期化するのは確実だ。

 厚生労働省によると、断水は10日午後8時時点で広島県が21万1310戸、愛媛県は2万2757戸、岡山県が2万17戸。3県などでは水道事業者や自衛隊から給水の支援を受けている。

 広島県では土砂崩れが相次ぎ、水道管が破損したり、配水池が停電したりして14市町で断水。10人以上が死亡した呉市では、広島市から延びる送水トンネルの管理施設が土砂で大破した。呉市の大部分の約9万3000戸に影響が出ており、学校などの公共施設で市民に給水している。

 停電も深刻だ。経済産業省がまとめた11日午前7時現在の被害状況によれば、中国電力管内では広島県が約700戸で、島根、岡山両県が「100戸未満」という。

 気温は各地で30度を超え、関係機関による捜索や被災者を取り巻く状況は過酷さを増している。