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ホームや改札に人あふれ…東京五輪の朝は鉄道大混乱!? 最も競技の多い日は観客65万人が“参戦”

 電車に何人乗り込めるかという競技があってもいいかも。2020年東京五輪期間中の首都圏では、朝のラッシュ時に観客の移動が重なると電車の混雑が激しくなり、ホームや改札に人があふれて混乱する可能性があることが分かった。

 中央大理工学部の田口東教授(交通ネットワーク)が試算し、13日までにまとめた。「通勤時間帯をずらしたり、観客を競技会場から少し離れた駅に誘導したりする必要がある」と訴えている。

 田口教授によると、首都圏では1日に約4万7000本の電車が運行し約800万人が利用。これに最も競技が多い日で観戦客約65万人が加わることになる。

 国土交通省の統計などを基に、乗客の移動時刻や経路を分析。電車や駅ごとの利用状況をシミュレーションした結果、期間中の朝のラッシュ時には「体が触れあい、相当な圧迫感がある」という乗車率200%以上の電車が通常の1.5倍に増え、東京や新宿など、滞留者数が2倍以上に膨らむ駅が続出するとの予測が出た。

 また、競技会場が集まる湾岸部では路線が少なく、新交通システム「ゆりかもめ」や東京臨海高速鉄道りんかい線は通常の2倍以上の乗客が利用するため、駅で処理しきれない懸念もある。

 田口教授は「増発する余裕はなく、競技時間も動かせないので、通常客を減らすしかない」と話し、時差出勤や自宅などで仕事をするテレワークを解決策に挙げた。

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