記事詳細

【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】やっとカラクリを理解…米国で相次ぐ「孔子学院」閉鎖のワケ (2/2ページ)

 米国では、経営面で苦労している州立大学などが、中国語教室を無料で設置して学生を募集できる上に、中国政府の助成金も受け取れるということで、孔子学院は10年程度の間にどんどん増えた。

 もちろん、学問の自由、大学の自治と経営判断、そして教育に関する各州政府の主権を考えれば、連邦政府は孔子学院設置を一律禁止にはできない。オバマ政権は、この危険な問題を放置した。

 だが、トランプ政権になり、孔子学院はFBI(連邦捜査局)の捜査対象と公表された。今年に入り、テキサス農工大、西フロリダ大、北フロリダ大で孔子学院の閉鎖が相次いで決まった。そして、今月13日に成立した2019会計年度の国防権限法で、米上下両院は孔子学院の活動に制約をかける条項を盛り込んだ。設置は事実上不可能になったと私は考えている。

 5年前に中国のスパイだとFBIから指摘されて解雇された民主党ダイアン・ファインスタイン上院議員の補佐官は現在、米国で「慰安婦」のプロパガンダ工作をやっている。

 米国はやっとさまざまなカラクリを理解し始めた。日本には追い風である。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

関連ニュース