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北海道地震は東日本大震災の「動き残り」 専門家が警鐘「次は千葉、茨城など太平洋側の地域は要注意」 (1/2ページ)

 北海道胆振(いぶり)地方を6日に襲った最大震度7の大地震は連鎖するのか。専門家は、今回の地震は2011年の東日本大震災の一連の流れに属するもので、震災で動いたプレート(岩板)北側の「動き残り」の部分だと指摘、「近いうちにプレート南側に当たる千葉県や茨城県付近でも、同様の大地震が起きる恐れがある」と警鐘を鳴らす。

 11年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、海側の太平洋プレートが、東北地方を載せた北アメリカプレートの下に潜り込むことによって起こる海溝型地震とされる。

 今回の北海道の地震が、東日本大震災の一連の流れに属すると強調するのは立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学教授だ。

 「東北地方太平洋沖地震で動いたプレートの北の端にある『動き残り』『割れ残り』が動いた可能性がある。太平洋プレートが北アメリカプレートを押している状態が続いている」

 高橋氏によると、東日本大震災で動いたプレートの北端は北海道の襟裳岬から函館市周辺の地域で、南端は千葉県の犬吠埼周辺に当たるという。

 「プレートの南側は動いていないので、今回と同様の地震が茨城や千葉でも近いうちに起きる可能性がある。その場合、同規模の地震でも、人口密度が高い首都圏では相当な被害が出る」と高橋氏。

 北海道での震度7は、震度階級が改定された1996年以降初めて。国内で震度7以上の地震は2016年の熊本地震以来となるが、地震の規模はマグニチュード(M)6・7だった。高橋氏は「M7・5クラスであれば、ある程度エネルギーが出た感じがするが、M6・7ではその30分の1ぐらい。まだエネルギーがたまっているのではないか」とする。今回の地震に「熊本地震のように、本震はこれから来るかもしれない」と警告する。

 もう一つ、高橋氏が次の大地震が起きやすいと指摘するのが、東北太平洋沖地震の震源の東側に当たる場所だ。

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