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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】自民総裁選で石破氏支持の国会議員は“私情優先” (1/2ページ)

 自民党総裁選が7日、告示された。投開票日は20日である。事実上の首相選挙は6年ぶりだ。

 石破茂元幹事長が出馬表明する前から、左派メディアや非自民の政治家、著名人らによる露骨な「石破上げ」が始まった。最大の理由は、安倍晋三首相が掲げる「憲法9条改正」を阻止したいからだろう。

 あれほど、加計学園問題に固執した人々が「石破4条件」や獣医師会による政治献金は無視した。総裁選出馬を目指した野田聖子総務相も「情報公開請求の漏洩(ろうえい)問題」を厳しく追及されなかった。「反安倍」は最強のスキャンダル対策のようだ。

 メディアと無責任野党がどれほど「石破上げ」「安倍下げ」に励んでも、安倍首相の勝利は確実だろう。安倍陣営の選対本部発足会(3日)には、自民党国会議員405人のうち、代理出席を含む346人が出席した。安倍首相は国会議員票の85%以上を獲得する可能性が高い。

 6年前の総裁選では、石破氏が地方票を一番多く獲得したが、もはや逆転可能な票差ではない。

 反安倍メディアに支援された石破氏が、存在感の復活を求めて総裁選に出馬した気持ちは理解できる。だが、「負け戦」と分かって、石破氏に投票する自民党国会議員の気持ちは理解できない。石破氏の具体性に乏しい政策に賛同したからではなく、「義理人情」が主な理由だと思う。

 日本では、義理人情に厚い人物は好感度が高い。米国人の私ですら、薄情で恩知らずな日本人への好感度は低い。

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