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【日本の選択】安倍改憲、最大の眼目は「自衛隊=違憲」の排除 臆することなく断行を (1/2ページ)

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 安倍晋三首相の総裁「連続3選」が決定し、安倍政権が継続することが確定した。迷うことなく、臆することなく「憲法改正」を断行してほしいと切に願っている。

 安倍首相の改憲案は、9条に第3項を追加し、自衛隊の存在を憲法上に明記するというものだ。第2項を従来通り維持することに対する批判があるのは周知の通りだ。

 第2項では「戦力」の不保持をうたっているために、自衛隊は「戦力」に満たない「自衛力」と解釈されている。この詭弁(きべん)ともいうべき解釈によって、自衛隊が憲法上合憲とされているのは事実だ。

 そして、「戦力」ではないがために、自衛隊が通常の軍隊とは異なる存在として位置づけられ、多くの不都合も存在している。本来であれば、この第2項を削除し、日本も「戦力」を保有すべきである。

 だが、政治の世界では最善の選択を求めて何も進まないよりも、現状より少しでも状況を改善すべく、一歩進めてみることが大切なこともある。

 「百年河清を俟(ま)つ」(=いくら望んでも実現しないことのたとえ)ような議論は、政治的議論とは言えない。原理原則は重要だが、原理原則で手足を縛られてしまうのは愚かである。

 9条に自衛隊を明記することは無駄だという議論もある。すでに自衛隊が合憲とされているのだから、今さら憲法に自衛隊を明記する必要などないというのだ。「確かに、そうかもしれない」と思わせる、ある種の説得力ある議論だ。

 だが、こうした一見もっともらしい議論に欺かれてはならない。

 多くの国民は驚くだろうが、現在においても多くの憲法学者が自衛隊を「違憲」の存在だと解釈している。日本を守り、災害時には被災者を迅速に救助する自衛隊が違憲の存在と解釈されているのだ。異常事態といわねばならない。

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