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強烈24号では終わらない! 10月台風の恐怖、過去に甚大被害…500人超の死者も (1/2ページ)

 大型で非常に強い台風24号は29日には沖縄、30日には西日本に近づき、日本列島を縦断する恐れもあるが、専門家は「10月以降も台風シーズンは続く」と警告する。平均上陸個数こそ7~9月に比べて減少するものの、過去には甚大な被害を出した事例もあるのだ。

 台風24号は29日、沖縄を暴風域に巻き込み、北寄りに進んだ。道路の寸断や投票所が倒壊などの被害が出た場合、地域によっては投開票を延期する繰り延べ投票が行われる可能性もある。その場合の投開票日は10月7日の見通し。

 10月以降の台風にも要警戒だ。気象庁の統計によると、台風の平均上陸数は7月が0・5個、8月が0・9個、9月の0・8個なのに対し、10月は0・2個になるが、気象予報会社ウェザーマップの気象予報士、饒村(にょうむら)曜氏は10月台風について、「発生数は少なくなるが北上すれば大荒れになる」と強調した上で、そのメカニズムを解説する。

 「(列島付近に)台風と寒気の相互作用で多くの雨が降る。冷たい空気が暖かい空気の下に潜り込むという低気圧発達の要因と、水蒸気をたくさん持って熱を出す台風発達の要因が2つ重なることで、雨はこれまでよりも多くなると予想される」

 気象庁によると、過去の10月台風では1951年の「ルース台風」は鹿児島に上陸。山口県で土砂崩れ、鹿児島県で高潮などの被害が発生し、500人以上の死者が出た。79年に和歌山県に上陸した台風20号も100人以上の死者を出した。

 「ルース台風では、接近前から雨が降り続いていたため、大きな土砂災害が起きた。警察予備隊(自衛隊の前身)が初の災害派遣で出動したことでも知られている」(饒村氏)

 近年でも、2013年10月に過去最大の7個が発生、台風26号が直撃した伊豆大島では土石流による甚大な被害が出た。14年10月にも台風18号が関東を直撃。横浜市緑区で土砂崩れが発生し、死者も出ている。当時、横浜市の公式サイトで避難準備情報の対象地域を掲載したページにアクセスが集中し、約3時間半閲覧できなくなる事態にも発展した。

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