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米中対立さらに激化 中国がマティス国防長官の訪問を拒否、安保対話中止も通告 (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米政権と、習近平国家主席率いる中国の対立関係が、さらにヒートアップした。今月中旬のジェームズ・マティス国防長官の北京訪問と「外交・安全保障対話」について、中国側が中止を通告してきたのだ。7月の「貿易戦争」勃発(ぼっぱつ)に始まり、軍事面でも緊張が続いていた米中関係は、悪化の一途をたどっている。

 今回の件を9月30日に報じた米紙ニューヨーク・タイムズによると、中国は同月28日、中国軍高官とマティス氏との会合は行われないと米側に伝達してきた。日程が再調整されるかどうかは現時点で明らかでない。

 今回の安保対話の中止について、同紙は「the latest sign of bad blood between China and the United States(米中間の不仲を表す最新の兆候)」と表現した。

 それほど、米中の対立関係は激化していた。

 トランプ政権は9月20日、ロシア製兵器を購入した中国共産党の軍備調達部門を制裁対象に指定した。25日には、米政府が台湾に約3億3000万ドル(約372億円)相当の軍用機部品の供与を決めたことに対し、中国外務省報道官が「強い不満」を表明し、「主要な2国間協力分野」を含む米中関係に深刻な打撃が及ぶと警告した。

 東アジアにも米中対立は飛び火していた。

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