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安倍首相の欧州歴訪、日米欧の“習主席新包囲網”で「戦わずして勝つ」ための環境整備か (1/3ページ)

 安倍晋三首相は16日午前、スペイン、フランス、ベルギーの欧州3カ国を歴訪するため、政府専用機で羽田空港を出発した。自由主義の欧州各国と手を組み、核・ミサイル問題や日本人拉致問題を抱える北朝鮮に「圧力」をかけ続ける姿勢を明確にするとともに、米国に対抗して軍事的覇権を強める、習近平国家主席率いる共産党独裁国家・中国を牽制(けんせい)・封じ込める狙いもありそうだ。先月末の日米首脳会談後に発表された「日米共同声明」の中身が改めて注目されている。

 「北朝鮮問題で緊密連携を確認し、ASEM(アジア欧州会議)ではルールに基づく経済秩序の強化について日本の立場を発信する」

 菅義偉官房長官は15日の記者会見で、安倍首相の欧州歴訪(16~20日)について、こう発表した。

 安倍首相はスペインで、ペドロ・サンチェス首相や、国王フェリペ6世と面会。フランスでは、エマニュエル・マクロン大統領と会談し、7月に署名した欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)の早期発効への協力を求める。

 ベルギーではASEM首脳会議に出席。自由貿易体制の強化とともに、「北朝鮮の非核化」に向け、国連安全保障理事会が決めた対北制裁の完全な履行が必要だとの日本の立場を訴え、欧州との連携を確認する。

 さらに、今回の欧州歴訪では、「中国牽制」や「中国包囲網構築」も隠れた主題となりそうだ。

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