記事詳細

経済、安保で日中協力強化 きょう日中首脳会談

 安倍晋三首相は26日、中国・北京の人民大会堂で李克強首相と会談する。経済、安全保障を含む幅広い分野で協力を強化していく方針で合意する見通し。第三国でのインフラ開発協力や北朝鮮の非核化に向けた連携をめぐっても協議する。午後には習近平国家主席と会談。習氏の早期来日を求める方針だ。

 李氏との会談は5月の東京開催以来。両氏は、中央銀行同士が通貨を融通し合う通貨交換協定の再開や、先端技術協力と知的財産権保護を目的とした「イノベーション協力対話」の設立を確認。海難事故時の協力を定めた「日中海上捜索・救助(SAR)協定」の締結で一致する運びだ。防衛交流の促進を含め、信頼醸成を図っていく。

 安倍首相は、第三国での開発を扱う「開発協力対話」の設置を提案。東京電力福島第1原発事故以来続く日本産食品輸入規制について緩和を働き掛ける。沖縄県・尖閣諸島などをめぐり対立する東シナ海の安定化に向け、ガス田の共同開発交渉の早期再開を提起。友好のシンボルとしてジャイアントパンダの新たな貸与を要請する考えだ。(共同)