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南シナ海で日米連携“実演” 中国駆逐艦監視の中…護衛艦「かが」に米が給油

 海上自衛隊が誇るヘリコプター搭載型護衛艦「かが」が25日、南シナ海の公海上で米軍の補給艦から燃料補給を受けた。NHKが26日、報じた。米中新冷戦の行方が注目されるなか、安倍晋三首相と、中国の習近平国家主席は26日、日中首脳会談を行う。中国が軍事拠点化を狙う南シナ海で、日米の強固な連携をアピールしたようだ。

 燃料補給は、自衛隊と米軍の間で食料や燃料を弾薬などを互いに提供し合う「物品役務相互提供協定(ACSA)」に基づき行われたという。米軍による、南シナ海での「航行の自由」作戦の延長線上にある動きといえそうだ。

 周辺では、中国海軍の駆逐艦が5キロ前後の距離を保ち、監視するように並走する様子も確認されたという。

 2017年3月に就役した「かが」は、ヘリコプターを搭載する海自史上最大の艦船。全長約248メートル、全幅38メートル、基準排水量約1万9500トンで、帝国海軍の主力空母だった「加賀」とほぼ同規模を誇る。対潜水艦哨戒ヘリなどを搭載し、海上では主に司令塔や潜水艦の動向を監視する任務を果たす。

 同艦など海自2隻は10月末まで、インドやシンガポールなど各国海軍と共同訓練を展開している。日本政府が掲げる、「自由で開かれたインド太平洋戦略」に沿ったものだ。「かが」の福田達也海将補は18日にシンガポールに寄港した際、来年以降も訓練を継続する方針を示していた。

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