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「慰安婦映画」横須賀市は後援せず、承認の茅ケ崎市で抗議殺到

 ドキュメンタリー映画「沈黙-立ち上がる慰安婦」が、また注目されている。神奈川県茅ケ崎市などが上映会を「後援」したことに、200件近い抗議が殺到していたが、同県横須賀市などは12月に予定されている上映会の「後援」申請を承認しなかったのだ。

 この映画は、日本政府に謝罪と個人補償を求めている元慰安婦という韓国女性の姿を、在日朝鮮人2世の女性監督が追った作品。映画の内容が、慰安婦の「強制連行」を否定する日本政府の見解と異なっていた。茅ケ崎市と市教育委員会は16日に市内で行われた上映会を「後援」したが、この対応に抗議が殺到した。

 一方、横須賀市と市教育委員会は12月に市内で開かれる上映会の後援申請を承認しなかった。市の担当者は「上映会自体は構わないが、さまざまな考えがある慰安婦問題で、1つの考えを示す映画を後援すると、市の政治的中立性を損なう可能性がある」と理由を説明した。

 教育研究者の藤岡信勝氏は「横須賀市の『後援しない』という判断は正しい」といい、続けた。

 「慰安婦問題は、朝日新聞が大誤報を認めるなど、かつての報道と歴史的事実が異なっている。『表現の自由』は保障されるべきなので、映画の上映自体は認めつつも、政府見解と異なる映画の内容を支持していると思われないよう、自治体は『後援』を出すべきではない」

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